■ 株式会社MS自動車教習所 代表取締役 T会長様
■社員旅行実施:2016年06月 サンフランシスコ・ラスベガス
2016年12月 富士山温泉
◆今回の社員旅行は全体的にいかがでしたでしょうか。ご感想などお聞かせください。
T会長:
ラスベガスは熱風の影響で体力的にだいぶ疲れましたね。ラスベガスの社員旅行は今回で4回目でしたが、客層な全体的な雰囲気が変わった印象を受けました。 また、グランドキャニオン観光も以前は1グループに纏めて飛行機に乗ることが出来ていましたが、天候の影響とはいえ、 今回のように早朝から午後に渡って4班にも分かれて観光することはなかった為、今回参加した社員には時間面・体力面で結構な負担をかけてしまったのが残念でした。
次回、社員旅行でアメリカに行くとしたら、ニューヨークですね。セントラルパークやタイムズスクエアなど、やっぱり本物を見せて感じてもらいたい。
次回は社員達からの希望で社員旅行では初のヨーロッパ、イタリアのローマも候補に考えていますが、一番重要なのは治安面で社員の安全を考慮して決めていきます。
◆社員旅行は国内の温泉慰安旅行が毎年、海外旅行は数年に1度のペースで実施されていると伺っていますが、
いつ頃からこのように定期的に実施されるようになられたのでしょうか。
T会長:
社員旅行は今まで、香港・マカオ、グアム、ハワイ、ロサンゼルス、ラスベガス、サンフランシスコと実施してきました。
2年後はハワイ、ローマ、ニューヨークあたりでの実施を考えております。
数年に1度のペースでも継続していることで、社員の目標やモチベーションアップには繋がっていると思います。
◆御社にとって、社員旅行を実施されている【目的】、そして【期待されている効果】はどのようなものかをお聞かせください。
T会長:
一番の目的は、社員の見聞を広めることがベースになっています。人生1回しかない中で、社員にも見聞を広げるチャンスを与えたいという思いからです。 今年度からの試みとして、社員だけではなく、その家族にも同様にそのチャンスを広げようと、勤続年数により家族分も旅行代金を全額会社負担にして同行してもらえるようにしました。 武蔵境自動車教習所に勤めたことによって、なかなか体験出来ないようなことも体験出来たと思ってもらいたいし、精神的・物質的な両面での豊かさを育み、それを仕事にも活かして欲しいと考えています。
また、弊社は営業終了時間が遅く、社員同士で食事や酒を飲みに行く機会は年に1~2度あるくらい。 現場では常日頃から同じ社内にいてもなかなか十分なコミュニケーションを図ることが出来ていない為、社員旅行という機会を設けることにしています。 毎年末に実施している温泉旅館1泊での社員旅行もその一環です。
◆社員旅行の実施前と、実施後では目に見える変化はありましたか?
T会長:
旅行前・旅行中は社員のエネルギーが高まっているのを感じますね。 そのエネルギー、モチベーションは実際そう長く維持できるものでもありませんが、社員同士のコミュニケーションに大きな効果が出ているのは間違いありません。特に年末の温泉旅行は、お互いを労う慰安としての効果、社員間の新密度が深まる効果としては大きく、毎年末に実施する理由と目的になっています。年末の慰安旅行では、社員が各自で利用した費用(例えば冷蔵庫内の飲み物など)も全額会社負担にしています。 海外社員旅行時の食事、飲み物代も全て同様です。 これは折角の機会に、社員が費用を気にかけて楽しみを半減させたくないという思いからです。 確かに費用はかかりますが、日頃から社員が頑張ってくれているからこそ、それも出来るのです。 東京の教習所で、弊社のような形で慰安旅行を実施している企業は恐らく他に無いでしょう。 人口減少から斜陽産業と呼ばれる私達の業界では、社員の多くが契約社員であったり、旅行積み立ても行っていない企業も多くあります。 そのような中、弊社では社員への感謝として、社員旅行は全額会社負担にすることを還元方法の一つとしています。 社員の満足度が会社の業績発展に大きく繋がっていると考えるからです。
◆本日は貴重なお話をお聴かせいただき、本当に有難うございました。